【2005.12.16】MINAのコラム 第3話
少し早いけど、メリークリスマス!!
最近は赤や緑に代わってブルーのイルミネーションが増えてきたけど、本当にきれ
い! 今年のクリスマスはどんな過ごし方になっていることやら(現時点ではまった
く未定)。
さて、クリスマスといえば、プレゼントですねぇ。子どもは楽しみに、親はしばし頭を悩ませるものなんでしょうが、私は子どもの頃あんまり嬉しいプレゼントをもらったことないんです。
というのも、小学校に上がってから毎年、ハードカバーの文学本…。「野菊の墓」
「ビルマの竪琴」「高瀬舟」などなどが毎年一冊きれいにラッピングされて枕元に置かれていました。包みを開いたときの落胆ぶりはおわかりでしょうか(苦笑)。
だからサンタクロースは偽物だ、と早くから気が付いてたので、妙に冷めた子だったかも。
難聴のため、通常より語彙数が少なく、本を読ませるようにという先生の指導があったとはいえ、これはないよねぇ。ただ、親のもくろみ通り「本の虫」になっていたのでとりあえず読んだのでした(ルビも振ってあったし)。
「野菊の墓」は確か、小学3年の時のプレゼントだったかと。あれ、恋愛ものなのね。一通り読んだものの主人公の感情なんて理解出来なかった。中学で読み返したら哀しい話だったんだなぁ、とやっとわかったくらい。年齢相応に本の選定してよね、ということを、大人になってから親に注意したもんです、ハイ。それほど私の中では強烈な思い出になっています。
んで、本ばかりではかわいそうだと思ったのか、ある年のクリスマスは本と一緒に切手シート用のファイルが枕元に。当時、小学生のくせに切手収集にはまってファイルが欲しい時だったから、ホントに嬉しかった。プレゼントにはお金のかかんない子どもでした。
とはいえ、高額な補聴器購入では両親に苦労かけたな、と思います。
でもそのことで愚痴一つ言わなかったし、改めて親への感謝の気持ちと共に、メリークリスマス!!
【写真】
左が沖縄返還前の切手(2セント)。右は来年の干支・戌の切手で1958年のものです。たぶん母からのプレゼントだったと思います。
(12/15記・MINA)
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